ドラマ「半沢直樹」が人気ですね。私は長年テレビドラマを見ることはなかったですが、面白いという噂を聞いて、観るようになりました。
私の周りでも最近ドラマなんか見たことないけど「半沢直樹」は観ているとのこと。
勧善懲悪の内容で水戸黄門に似ていると評する方もいますが違います。現実味のあるストーリーということと、かなり追いつめられてうまくいかないかも知れない場面がたくさんあってハラハラできます。昔数多くの水戸黄門を観ていた私からすると、水戸黄門にはハラハラさは殆どありません。水戸黄門は名前を明かすだけで全て解決だからです(^^;)
部下に責任を押し付けることができる人が出世するのが世の中。
お客様ではなく会社を、そして自分を守ることに終始している人が得をする世の中。
そんな社会の現実の裏側を描いています。
私は、会社を興してからはそのような状況に身を置くことはなくなりましたが、サラリーマンなら、身近にいるそのような人とダブらせながら、観ている方も多いと思います。
目立った実績を出して会社に貢献して利益をもたらした人が出世するのは当たり前です。
なぜなら資本主義は、儲かることが正義だからです。
半沢直樹も損失を穴埋めできて初めて認められる訳で、「良い人」だけではダメで「結果」を出さないといけないのです。
当初は殆ど期待されておらず予想に反して大ヒットしているというところにも「倍返し」のストーリーとダブっている様に思います。
しっかりした脚本に基づいて、しっかりした役者を揃えたドラマ。やはり「本物」は評価されるということを改めて感じています。