2026年8月11日。
四国八十八ヶ所霊場第五十一番札所、愛媛県松山市の石手寺を訪れました。
今回、石手寺へ伺った一番の理由は、第四十五世住職・藤井住職とのご縁です。

石手寺への参拝 ―― 藤井住職とのご縁
藤井住職とは、小田全宏先生の仏道学院という学びの場を通じて、ご縁をいただきました。
仏道学院では期は異なりますが、以前お会いした際、藤井住職もコンサルタントとして仕事をされてきた経歴をお持ちだと知り、同じく経営の現場に長く携わってきた者として、通じるものを感じていました。
ご縁とは、不思議なものです。
今回、石手寺を訪れることをお伝えしたところ、お時間を取ってくださり、気がつけば約2時間半。
とても濃い時間となりました。
護摩祈祷 ―― 祈りは、身体で受け取るもの
まず、護摩祈祷をすぐ横で受けました。
目の前で立ち上がる護摩の炎。
読経の声。
太鼓の響き。
写真にも残っていますが、あの場で実際に感じたものは、写真では伝えきれません。

祈りは、頭で理解するものではない。
身体で受け取るものでもある。
改めて、そう感じました。
薬師如来の御前で、真言を奏上
その後、本尊・薬師如来がお祀りされている本堂の中へ。
藤井住職と二人で薬師如来の御前に座り、真言を奏上しました。
僧侶になったからといって、こうした時間が当然に訪れるわけではありません。
一人で石手寺を訪れていたら、同じ経験にはならなかったでしょう。
だからこそ、今回強く感じたことがあります。
ご縁とは、ただ出会うことではない。
その出会いによって、自分一人では辿り着けなかった場所が開いていくことなのだと思います。
1300年の法灯を継ぐ、第四十五世住職
石手寺は、寺伝では神亀5年(728年)、聖武天皇の勅願によって創建されたと伝わる真言宗豊山派の古刹です。
令和10年(2028年)には、創建1300年という大きな節目を迎えます。
文保2年(1318年)建立とされる二王門は国宝。
境内には本堂、三重塔、鐘楼、訶梨帝母天堂など国の重要文化財が残り、二王門の金剛力士立像も国の重要文化財に指定されています。
1300年。
その間、数え切れない人々がこの場所で祈り、その祈りと法灯を次の世代へつないできた。
そして現在、第四十五世住職としてその歴史を受け継いでおられる藤井住職と、こうして時間をご一緒できたことにも、深いご縁を感じます。
護摩祈祷の後も、仏教のこと、これまで歩んできた道のこと、そしてお互いにコンサルタントとして経営の現場に関わってきた経験など、さまざまなお話をしました。
最後は食事までご一緒し、再会を約束して石手寺を後にしました。
ご縁は、ご縁を生む
振り返れば、この一日は突然生まれたものではありません。
藤井住職とのご縁につながった原点には、小田全宏先生との出会いがあります。
小田先生とのご縁がなければ、仏道学院で学ぶこともなかった。
藤井住職と出会うこともなかった。
そして今回、薬師如来の御前で、藤井住職と二人で真言を奏上することもなかったでしょう。
仏教には「縁起」という教えがあります。
すべてのものは単独で存在するのではなく、さまざまな因と縁によって生じている。
知識としては何度も触れてきた言葉です。
しかし、教えが自分の人生の出来事として現れたとき、初めて腑に落ちるものがある。
今回の石手寺での時間は、私にとってまさにそんな時間でした。
藤井住職、貴重なお時間を本当にありがとうございました。
そして、このご縁の源をつくってくださった小田全宏先生にも、改めて心から感謝申し上げます。
令和10年、創建1300年を迎える石手寺。
その長い歴史のほんの一日に、こうしてご縁をいただけたことに感謝しています。
薬師如来の御前で、藤井住職と二人、声を合わせて唱えた真言。
あの時間を胸に、私もまた自分の現場へ戻ります。











