整骨院経営でも、
本当に長く愛される院は、
「自分が心から良いと思えるものを提供している院」なのだと思った出来事がありました。
先日、ご縁があって、
青山にある小さなワインと全国各地の美味しいものを扱うお店に立ち寄りました。
店内には、
- 最北端で作られたバター
- 大島のとうがらし入り醤油
- 各地の珍味や調味料
など、オーナーが選び抜いた商品が並んでいました。
ただ「珍しいものを並べている店」という感じではなく、
どの商品にも“選んだ理由”がある空気感のお店でした。
自然な会話から生まれる提案力
店内には小さなイートインスペースもあり、
オーナーは常連らしき男性客と一緒にワインを飲みながら会話をされていました。
私は、これから会う友人へのプレゼントを探していたのですが、
オーナーはとても自然な距離感で話を聞いてくださり、
- 「どんな方ですか?」
- 「どういうものがお好きですか?」
と、こちらの話を引き出しながら提案してくださいました。
結果的に私は、
- 大島のとうがらし入り醤油
- えびや魚を使ったおつまみ
を購入しました。
すると会計の際、
「実は、この方はこちらのお醤油の会社の社長さんなんです」
と、たまたまその場にいた生産者の方をご紹介いただきました。
商品だけではなく、
“作っている人”まで繋がる感覚があり、
とても印象に残りました。
自分が納得したものしか置かないという姿勢
その後、一度待ち合わせのためにお店を出たのですが、
夕食後、私は友人に
「近くにすごく素敵なお店があるから行ってみない?」
と声をかけ、再びそのお店を訪れました。
その友人は全国の美味しいものが大好きな人です。
案の定、店内に入った瞬間から目を輝かせ、
商品をじっくり見始めました。
旦那様へのワインを選んでいた時のことです。
予算や好みを伝えると、
オーナーはワインセラーの中で丁寧に説明してくださいました。
その時に話されていた言葉が、とても印象に残っています。
「このお店に置いてあるものは、全部自分の舌で確認しています」
「自分が納得したものしか置いていません」
さらに、
「この銘柄は有名で、好きな人も多いので置いています。
でも、自分は本当はそこまで好きじゃないので、自分から積極的にはおすすめしないんです」
私はこの姿勢に、とても惹かれました。
売れるものを並べるのではなく、“自分が本当に良いと思ったものを届ける”
これは整骨院経営でも、まったく同じだと思っています。
整骨院経営にも通じる大切な考え方
例えば、
- 自分でも良いと思っていない回数券
- 本当は必要性を感じていない高額メニュー
- 流行っているから導入しただけの施術
- 誰かに言われて始めた物販
こういうものは、患者さんにも不思議と伝わります。
逆に、
「これは本当に患者さんのためになる」
と心から思って提案しているものは、
説明にも熱が入り、
患者さんとの信頼関係にも繋がっていくと思っています。
紹介はお願いするものではなく、生まれるもの
そしてもう一つ感じたのは、
“人は、良いお店を誰かに紹介したくなる”
ということです。
実際に私は、夕食後に友人を連れて再訪しました。
紹介カードを配ったわけでも、
ポイント制度があったわけでもありません。
それでも、
「あのお店を知ってほしい」
と思ったのです。
整骨院経営でも同じで、
本当に信頼されている院は、
無理に紹介をお願いしなくても、自然と口コミが生まれていくのだと思います。
もちろん、導線づくりや仕組み化は大切です。
ただ、その土台には、
「院長自身が本当に信じているものを提供しているか」
があるのではないかと、改めて感じた一日でした。
















