毎月の整骨院経営戦略、2026年7月号です。今月のテーマは「保険改定の時代に、説明できる整骨院へ」。施術のたびに通院目的を伝えることが、これからの整骨院の保険改定対策のカギになります。
7月に起きやすいこと
7月は、暑さ・冷房・生活リズムの乱れが重なり、自律神経が乱れやすい時期です。
患者様自身も、
・なんとなくだるい
・寝ても疲れが抜けない
・冷房で身体が固まる
・頭痛が増えた
・急に腰が痛くなった
といった不調を感じやすくなります。
一方で、暑さによって来院頻度が落ちやすくなるのも7月の特徴です。
「不調は増える、でも通院は減りやすい」
6月とはまた違った難しさが出てくる月です。
7月に増える症状
・ギックリ腰
・寝違え
・頭痛
・首肩こり
・冷房による不調
・自律神経症状
・睡眠の質低下
・全身疲労
・足のむくみ
・スポーツ外傷
7月は特に、以前からの疲労や身体の負担が、急な痛みとして表面化しやすい時期です。
暑さ・冷え・睡眠不足が重なり、強い痛みとして現れるケースも少なくありません。
そのため、
「なぜ今このタイミングで痛くなったのか」
を整理して説明することが重要です。
患者様にとって、その説明があるかどうかが信頼感の違いになります。
経営上の重要テーマ:通院目的を整理する
今回の保険改定で問われているのは、難しい制度対応ではありません。
むしろ、
「なぜ継続して通院するのか」
を、患者様へ説明できているかどうかです。
これから求められるのは、
「理由のある継続」
です。
例えば、
・なぜ今の症状が起きているのか
・なぜ今の施術が必要なのか
・次回来院で何を確認するのか
こうしたことを患者様へ整理して伝えられているか。
ここが今後、ますます重要になっていくと思われます。
7月は、
・急性の痛みへの対応
・身体づくり、再発予防
・メンテナンス
を、患者様ごとに整理して伝える機会にしてください。
「整理して伝える」ことが、そのまま通院継続につながります。
最優先でやること:施術のたびに目的を伝える

7月に最も重要なのは、
「今日の施術が何のためか」
を、毎回一言添えることです。
そしてもう一つ大切なのが、
「なぜ継続して通院するのか」
を伝えることです。
例えば、
・今日は○○を中心に整えます
・前回より△△が改善しています
・次回は□□の状態を確認しましょう
この一言があるだけで、患者様の通院への納得感が変わります。
特に初回から3回目までは、症状の変化や身体の反応を確認しながら施術方針を整えていく大切な時期です。
患者様にも、
「まずは3回を目安に状態を確認していきましょう」
と伝えることで、施術の目的や見通しを共有しやすくなります。
保険改定の対応も、この延長線上にあります。
制度に合わせて説明を変えるのではなく、「説明できる施術」を続けることが大切です。
伝え方の例
施術前
「今回は、暑さと疲れが重なって出てきた痛みだと思います。まず今の痛みを落ち着かせながら、身体の回復力を戻していきましょう。」
施術後
「今日は○○の緊張がだいぶ取れました。次回は身体のバランスが安定しているか確認しましょう。」
通院が空いた患者様へ
「暑い時期は身体の回復が遅くなりやすいので、無理のない範囲で来ていただけると状態が安定しやすいですよ。」
患者対応で意識すること
・暑さと自律神経の関係をわかりやすく説明する
・冷房による不調を軽視しない
・急な痛みと疲労の関係を整理する
・良くなっている変化を言葉で伝える
・施術の目的を毎回伝える
7月は、患者様自身も「なぜ不調なのか」がわかりにくい時期です。
整理して伝えてくれる施術者を、患者様は信頼します。
発信で取り上げるテーマ
・冷房で身体が痛くなる理由
・夏にギックリ腰が増える理由
・暑さと自律神経の関係
・睡眠不足と身体の痛み
・水分不足が筋肉に与える影響
・夏バテと首肩こりの関係
・「なんとなく不調」がなかなか治らない理由
患者様が日常で感じている違和感を、そのまま言葉にすることが重要です。
今月の行動リスト
7月前半にやること
・施術のたびに目的を伝えるトークをスタッフで共有する
・冷房不調、自律神経テーマの院内POPを準備する
・長期通院患者様の通院目的をカルテで確認する
・来院間隔が空いている患者様をリストアップする
7月中にやること
・夏の不調テーマの発信を1本出す
・次回来院の目的説明を施術後のルーティンにする
・キャンセル、予約変更の理由をスタッフで共有する
・保険施術の説明トークをスタッフ間で統一する
まとめ
7月は、暑さによる不調と保険改定対応が重なる月です。
ただ、どちらに共通して必要なのは同じことです。
「患者様に、通院の意味を説明できること」
これからは、
「初検を増やすこと」
以上に、
「継続理由を説明できること」
が重要になっていくのかもしれません。
そして、その積み重ねが、安心感や信頼、紹介につながっていきます。
今回の改定を通して見えてくるのは、
「なぜ通院を続けるのか」を患者様と共有することの大切さです。
7月は、「説明できる整骨院」の土台を見直す月にしていきましょう。
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今回の保険改定をきっかけに、
・自院への影響を確認したい
・保険施術と自費施術の整理を見直したい
・料金設定を検討したい
・患者様への説明方法を相談したい
とお考えの先生もいらっしゃるかもしれません。
「自院の場合はどう考えればよいのだろう?」
と感じた際は、お気軽にご相談ください。
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