アメリカ合衆国のデフォルト(債務不履行)が回避(先送り)されました。
オバマ政権はあと3年も残っている中で、この先は不透明な状況には変わりありません。
中国も景気が減速して不安定。最近は大きな話題に”なぜかならない”ユーロ危機も解決しておらず、先進国を中心とした経済のけん引役の国々はこれからも苦戦が続きます。
米国債券を中国に次いで世界で2番目に約110兆円も保有する日本では、来年4月からの消費税増税が予定通り決定しました。
円安で海外からの輸入に頼っている小麦や原油は値上がりし、消費税も増税する中、給与が上がる気配はさほど感じられません。しかし、九州から関西、関東、東北に毎月コンサルティングで訪問して感じる街の実感からしても、関東と宮城県を中心とした東北は賑やかな感じがします。
特に、関東圏は2020年東京オリンピック開催が決定したことはかなりのプラス要因になって行くでしょう。
景気回復のカギは「将来が明るく安心感のある日本づくり」です。先行きの景気回復に確信があり、ある程度の貯蓄があれば誰でも「今」消費しても良くなります。そうでなければ、貯蓄に回る人が多くなります。
経営も同じで「将来が明るく安心感のある会社づくり」です。私のコンサルティング先ではここ数年、節税対策に悩まれたり、住宅を購入されている経営者が結構いらっしゃいます。国の制度に不満を言ったり、景気回復を願うのではなく、経営努力で「今」消費しても大丈夫な状態を多くの中小企業が作ることで、日本全体の景気が上昇することを期待しています!