自粛した間に失った経済的ダメージを立て直すための融資、助成金の決済が実行されています。
残念ながら、全ての企業が生き残れる訳ではありませんので、かなりの融資が返済されないまま不良債権化することになります。
また、現状のまま仮に第2波が来なかったとしても企業業績は軒並み悪化しますし、第2波が来て再自粛となる場合は、更なる企業業績の悪化が見込まれます。
新生活様式がスタートしますが、元通りの日常を取り戻すのは、かなり先ですし、海外ではこれから新型コロナウイルスの感染拡大が続いている国もあり、落ち着いていると言われている国でさえ、日本の最盛期よりも多い感染者数が今も増え続けていますから、海外との行き来が当面できない状況は続きます。
大阪梅田近郊に住み、東京含め全国に毎月出張してきた私からすると、つい数ヵ月前までは街に日本人よりも外国人が多かったのが当たり前の光景だったのが、ゼロになっていることを考えると、この先を楽観視することはできません。
日本政府は、財源の乏しいところで企業及び個人支援対応をしなければならない状況を続けて行く必要があります。
そうなると、財政的視点から医療費削減は大きな課題になるでしょう。