独立して、会社をつくるということ。
これは、大学生の時からのおぼろげながら抱いていた夢でした。きっかけは、ゼミで専攻したシュンペーター(シュムペーター)経済学だったように思います。
そう、今思い出しました。大学時代はシュンペーターの考え方にハマッていました。経済を活性化するには「創造的破壊が必要」だという考え方です。
当時、経済理論の需要と供給曲線や訳分からない数式、マルクス経済学などの授業を受けて「現実とマッチしない理論を勉強しても無駄。実践的な考え方がない・・・」と大学の授業に失望していました。
そんな時に出会ったのがシュンペーター理論でした。
ヨーゼフ・アーロイス・シュンペーター(Joseph Alois Schumpeter, 1883年2月8日 – 1950年1月8日)は、オーストリア出身の経済学者で、「イノベーション」や「アントレプレナー(企業家・起業家」という言葉を作った人なんです。
第二次世界大戦より前の時代の人が提唱した近代経済学においては、斬新過ぎるものです。資本主義が極まると社会主義になるという理論を展開し、資本主義なき社会主義国家は必ず崩壊することを予言していました。(現にソ連や東欧は崩壊しました。)
詳しいことを書いていくと、ちょっとマニアックになりますのでやめますが、私の中では「経済学」というくくりの中ではセンセーショナルなものでした。
これから起業をされたいなど、経営に興味のある方は是非触れて頂きたいです。
私が当時読んで分かりやすくて今でも書棚にあるのが、
『シュンペーター―孤高の経済学者』 (岩波新書)
『経済発展の理論―企業者利潤・資本・信用・利子および景気の回転に関する一研究〈上〉』(岩波文庫)
下巻もありますが、上記いずれも文庫本になっています。
最近出た本は、
『シュンペーター 大文字版』 (講談社学術文庫)
ゼミの担当は浜崎 正規氏(立命館大学名誉教授)でした。シュンペーターを研究した著作もあります。
『シュムペーター体系の研究』
シュンペーターを研究していた大学時代を思い出します。
ありがとうございます!