さて、前回の記事の続きとなります。
弊社でおススメしている「正確な効果計測」についてお伝えいたします。
①施術をしながら、患者様に直接聞く
新患さまが見えたとき、施術をしながら、「今日は何を見て来られましたか?」と直接聞いてみてください。
「知人の紹介で」という患者様に対しても、「HPは見ませんでしたか?」「チラシは見ませんでしたか?」とたずねてみてください。
恐らく他の媒体を見て来院されている方もいらっしゃるはずです。
紙でアンケートをとっていても、必ず口頭で聞いてみてください。
②アンケートの選択肢のところで「見たものを全てに〇をつけてください」と記載する
来院アンケートをとられている先生は、アンケート用紙の「何を見て来院されたか」の設問のところを
前もって「複数回答可」としたり「見たもの全てに〇をつけてください」という風に記載しましょう。
不思議な患者様心理のお話
さて、弊社代表の吉田崇が20年整骨院コンサルティングを行い、
先生方の実際のお話を伺い、実際来院される患者様の傾向を見ていく中でわかったことがあるそうです。
新聞の折り込みに入れたチラシを見て、来院された患者様。
来院したきっかけを患者様に聞くと「看板で」「近所なので」と言い、
なぜか正直に「チラシを見て」とは言わない傾向があるそうです。
そういう場合「あれ?チラシを見られませんでしたか?」と先生が聞くと
「ああ、見ました」とそこで初めてチラシを見たことを認めるのだそうです。
吉田が推測するに、チラシを見て来院するという行為が、
患者様にはどこか単純で恥ずかしいというか、
チラシにつられて来てしまって悔しいという心理が無意識に働くのではないか、ということです。
でもなぜ、チラシは恥ずかしいのに、看板やHPは恥ずかしくないのか?
それは、看板やHPは、あくまで自分が「見つけた」「探した」という自発的な言い訳がたつため
正直に言うことに抵抗がないのではないか、というのが推測です。
もし、チラシを新聞折り込みやポスティングで撒いてみたのに
全然チラシをみた、という人がいないなぁと思った際は、新患様に
直接、口頭で「チラシを見ませんでしたか?」と聞いてみてください。
アンケートでお答えされてなくても、ちゃんと見られて来院されている可能性があります。